波乃久里子 弟勘三郎の言葉胸に舞台へ
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女優の波乃久里子が8日、都内で行われた新派の舞台「新釈 金色夜叉」(6月3日~23日、東京・三越劇場)の製作発表に出席した。
新派では30年ぶりの再演で、当時と同じ美女・鴫沢宮役を演じる波乃は、昨年12月に死去した弟で歌舞伎俳優・中村勘三郎さんの言葉を胸に舞台に立つことを約束。「劇中80回くらい『美しい』と言われるのがネックですが、弟は『日本一良い顔だと思ってやらないと歌舞伎はつとまらねえ』と言っていた。私も日本一良い女だと思いこんでやります」と笑顔で意気込んでいた。
また、新派公演出演は5度目となる間貫一役の風間杜夫は「“間寛平”にならないように、きちっとやりたいと思います」とジョークを飛ばし、笑いを誘っていた。