黒柳徹子 亡き母に「会いたい」

 女優・黒柳徹子(79)が母の日の12日、大阪市の大阪城ホールで行われた「第7回 母に感謝のコンサート」に特別ゲストとして出演した。

 これまで母の日のイベントや、母について語る機会にもあまり縁がなかったという黒柳。06年8月に95歳で他界した母でエッセイストの黒柳朝さんについて「亡くなった時は(95歳の大往生に)ちょうどいいのかなと思いましたが、今になると、また会いたくなりますね」と語った。

 自身が小学校1年生の時に転校した理由が、実はおてんばのあまり“退学”させられていたことを「母は私の性格を考えてショックを受けないように20歳を過ぎるまで理由を言わないでくれたんです」と明かした。また、黒柳がユニセフ親善大使として危険な地域を訪問した際も、朝さんは不安な心境を表に出さず「いってらっしゃい」と明るく送り出してくれたという。「もし『本当に行かないといけないの?』と心配されたら、行けませんでしたね」と母の愛情に感謝した。

 50代のころはあまり化粧に気を使わなかった朝さんが、晩年になって「鏡を見たら、すごいおばあさんがいた」とパックを始めたエピソードも披露。最期も、夜に「じゃあね」と床につき、かねてから望んでいたとおり眠っている間に息を引きとったという。黒柳は「パックのかいあって、きれいな顔をしてました」と振り返り、母をしのんでいた。

 朝さんの自伝「チョッちゃんが行くわよ」は、87年のNHK朝ドラ「チョッちゃん」の原作となった。

 コンサートには、安田祥子(71)・由紀さおり(64)姉妹や、石川さゆり(55)、森山良子(65)、南こうせつ(64)らが出演。それぞれが母への想いを込めた思い出話や楽曲を披露し、集まった1万2000人とともに母の日をすごした。

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