天海が退院 心筋梗塞に「戸惑った」
軽度の心筋梗塞を発症し、6日から都内の病院に入院していた女優・天海祐希が13日に退院していたことが分かった。所属事務所「研音」が14日、ホームページで発表した。天海はまた、入院後初めてのコメントをHP上で発表。ファンや関係者へ謝罪の言葉とともに、心筋梗塞と聞いた時、「正直戸惑った」などと、思いもよらぬ病に混乱した心境を明かした。
天海は6日昼の舞台「おのれナポレオン」公演中に、いつもより汗を多くかき、公演後に「身体がだるい」「胸が痛い」などと訴え、救急搬送。軽度の心筋梗塞と診断された。8日の公演から(7日は休演)、同舞台を降板した。天海はHPで「舞台を楽しみにして下さった皆様、舞台関係者の皆様には、大変なご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。心からお詫び申し上げます」と謝罪。「今回の件では、キャストの皆様、スタッフの皆様には並々ならぬご尽力をいただきました。深く感謝申し上げます。」と急きょ代役を引き受けてくれた宮沢りえをはじめとする共演陣、スタッフへの感謝の気持ちを表現した。
13日に無事に退院したことを報告した上で、「先日は、突然『心筋梗塞』であることが分かり、これには正直戸惑いましたが、千秋楽まで舞台に立ちたいという思いは変わりませんでした。しかし、医師の助言もあり、ここで病状を悪化させれば、かえって多大なご迷惑をおかけすることになると思い、舞台降板という苦渋の決断をいたしました」と断腸の思いで降板という決断に踏み切った心境を吐露した。
天海は常にプロフェッショナルな姿勢で仕事に臨んできたことで知られる。今回の病気については「時間が経つにつれ、自ら起こしてしまった事の重大さに心が痛みます。自らの体調管理には十分に気を付けていたつもりでしたが、これまでの体調管理が万全ではなかったと反省しております。」と自らの自己管理不行き届きが原因、と言わんばかりに反省の言葉を並べ、迷惑をかけたことを繰り返し謝罪した。
退院後については「有り難いことに、無事に退院することができましたので、一日も早く皆様に元気な姿を見ていただけるよう今日から頑張ります。天海祐希として、一番良い顔で皆様にお会いしたいと思っております。」と前向きにつづっている。