村上春樹訳だから-ギャツビー製作秘話
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来日中のオーストラリア人監督、バズ・ラーマン氏が12日、東京・伊勢丹新宿店で開かれる「『華麗なるギャツビー』世界展」(18日まで)のオープニングに出席した。
レオナルド・ディカプリオ主演の「華麗なるギャツビー」(14日公開)を監督したラーマン氏は、ディカプリオから「ぜひ京都へ行って欲しい。自分が世界で最も好きな場所のひとつなんだ」と勧められたという。今回は単身での来日だが「今度、子供をつれて行きたいと思います」と約束していた。
また、同作の製作決定には、ラーマン監督の敬愛する作家で、原作小説を日本語訳した村上春樹氏の“影響力”があったことを告白。「『アメリカ国内でしか知られていない作品なんじゃないか』と難色をみせたプロデューサーに、私とレオが『日本では村上春樹の翻訳で良く知られている作品だ』とアピールしたんだ。“NO春樹、NOギャツビー”(春樹無くしてギャツビーなし)なんだよ」と秘話を明かしていた。