「アンパンマン」の作者で知られる漫画家・やなせたかし氏（９４）が１６日、都内で劇場版第２５弾「それいけ！アンパンマン　とばせ！希望のハンカチ」（７月６日公開）の完成披露試写会に出席し、声優として出演した女優の本仮屋ユイカ（２５）“改名”を提案した。

　白、黒、赤色３色のド派手なスーツ姿で登場したやなせ氏。あいさつは歌いながら行い、「♪わたしも９４歳になりました～。世界の漫画家で一番の老人になりました～」などと約５分間にわたり“歌謡ショー”を繰り広げた。

　元気いっぱいの様子を見せつけながら、「もうすぐ死ぬんだ。体中が悪い」とニヤリと笑うと、「本仮屋さん、長い名前だな。仮屋にしよう」と提案。突然の“改名指令”に本仮屋は「きょうは仮屋にします」と１日限定で受け入れていた。

　また、本仮屋は今作でアニメ映画の声優初挑戦となり、ゾウの男の子・パオ役を演じた。あこがれの世界の仲間入りを喜び、好きなキャラクターはアンパンマンに新しい顔を投げてピンチを救う「バタコさん」と告白。「顔を投げるのは、わたしには絶対にできない！！」と、バタコさんの華麗なスローイングに感心していた。