長谷川アナ、フジを踏みつけに行く
フジテレビを退職したフリーアナウンサーの長谷川豊アナが8月、フジを踏みつけに行く。
長谷川アナは入社2年目の2000年から朝の情報番組「とくダネ!」に出演、その顔を広く知られることになった。
10年からフジテレビのニューヨーク支局に勤務していたが、滞在費の不正使用を指摘されて降格処分、本社人事局付に。不正使用を否定し続けた長谷川アナは13年4月付で退社、フリーアナウンサーとしての活動を始める一方、6月7日からは公式ブログを開設している。
そのブログで4日、「踏みつけろ!」と題して語るのは、苦境に際しても態度を変えなかった親友たちのこと。
「僕には親友たちがいる。大学時代の友人たちで、特に、今関東地方にいる3人とは、ほとんど月一で、なんだかんだ言いながら会っている。僕にとって自慢の友人たちで、一流の企業に勤めているし、人間的にも尊敬できるところが本当に多い男たちだ」と、今はその親友たちの値打ちが以前以上によく分かる。
フジ時代には多くの友人・知人がいた。しかし、左遷異動が発令されて帰国してから「連絡を突然くれなくなった人たちが沢山いた。噂には聞いていたが、本当にそんな人たちいるのね?」と、世の中の冷たさを思い知らされた長谷川アナだった。
「あの人たち、自分のこと、恥ずかしくないのか?と思う。僕がアナウンサーをしている時だけ、思い切り図々しく寄ってきて、僕があんなことに巻き込まれたら、手の平を返す、信じられないことだが、僕が『友人』と思っていた人間たちの、半数以上は、見事に僕から離れていった」
ドラマや小説で描かれる「人の世の冷たさ」が、実はそのまま世の中の実態だった。
だからこそ、余計に親友たちの思いやりが身にしみる。そんな彼らが、毎月実施しているイベントに長谷川アナを誘う。イベントは月替わりで、6月は「忍者検定」だった。そして長谷川アナも初参加した7月は「写生大会」。さらに長谷川アナの誕生日がある8月に企画したのが、世界遺産登録された富士山への登山だ。
5合目まではバスで行き、そこから10~20人のチームを組んで、金剛杖を突いて登り始める。
長谷川アナの誕生日だからといって、なぜ富士登山?親友たちがそのとき、長谷川アナの肩をたたいて言う一言が企画のヘソだ。
「よし、ハセ、フジを踏みつけに行こうぜ!」