ミュージシャン、俳優、タレントと幅広く活躍するモト冬樹（６２）主演の映画「こっぴどい猫」（今泉力哉監督）が６月にルーマニアで開催された「トランシルヴァニア国際映画祭２０１３」で最優秀監督賞を受賞した。８日に放送されたフジテレビ系「ごきげんよう」に出演したモトが“初めての話”として報告した。

　「Ｉ　Ｃａｔｃｈ　ａ　Ｔｅｒｒｉｂｌｅ　Ｃａｔ」の英語タイトルで上演された同作は、２０１１年に日本で公開され、現在はＤＶＤ化されている。モトの６０歳を記念した主演作で、妻と死別し、小説が書けなくなった作家を、モトが味わい深く演じている。

　６月下旬には世界最古の映画祭の一つ、エディンバラ国際映画祭でも上演され、好評だったそうで、モトは「（国は違っても）きっと感覚は一緒なんだな、とすごく自信が持てた」と満足げ。「でも全く話題になってないから、ここで言いたかった」と笑った。

　トランシルヴァニア映画祭は、ドラキュラ伝説で有名なルーマニアのトランシルヴァニア地方で、２００２年から開催されている。