橋下市長 政見放送なんてだれも見ない
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が12日、ともに共同代表を務める石原慎太郎氏と行った“お見合い風政見放送”についての真意を問われ、「政見放送なんてどうせだれも見ないんだから、『どんなもんだろう』って(興味を持って)見てくれればそれでいいんですよ」と語った。大阪市役所で記者団の質問に答えた。
インターネット上などで話題になっているのはNHKで9日に放送された日本維新の会の政見放送。石原氏と橋下氏はお見合いのようにテーブルをはさんで向き合って座り、お互いを見つめながら話し合った。テレビ画面には2人の横顔が写り、最後までカメラを見ることはなく、画面越しに視聴者に語りかけることはなかった。
“前代未聞”の政見放送について橋下氏は「政見放送なんてだれも見ないじゃないですか。一生懸命やったってね。それで、ああいう形にした。『どんなもんだろう』って見てくれるんじゃないかなと。まあ、こうやって話題になったわけですし。『国民の方を向いていない2人だ』と言われてね」と自虐的ながら笑顔でコメント。斬新な政見放送は賛否両論を呼んだが話題となったことに、“してやったり”の表情だった。この日、橋下氏は、参院選公示後初の登庁となった。