天海祐希、降板後初めて報道陣の前に姿
宝塚歌劇団出身の女優・天海祐希(45)が17日、兵庫・宝塚大劇場で行われた宝塚音楽学校創立100周年の記念式典に姿を見せた。5月6日に軽度の心筋梗塞で出演中の舞台を降板後、報道陣の前に姿を見せるのは初めて。天海は「(体調は)大丈夫です。ありがとうございます」と答え、復調をアピールした。
式典では、女優・壇れい(41)が司会を務め、現役のタカラジェンヌ321人、八千草薫(82)OG1280人ほか来賓を合わせ、約2300人が出席。会場は祝福と同窓会ムード一色で「久しぶり」と再会を喜ぶ声が聞こえた。
報道陣に囲まれた天海はすっかり回復した様子で、「100年の歴史があることに感激して誇りに思いました」と感慨深げに話し、「その歴史のうちの一人になれたことを感謝したい。これからもがんばっていかないといけないな」とさらなる活躍を誓っていた。
心筋梗塞で舞台を降板した天海は、5月13日に退院。その後、フジテレビ系ドラマ「ガリレオ」に出演するなどしたが、舞台降板後、報道陣の前に姿を見せるのはこの日が初めて。
天海は1987年に宝塚歌劇団に入団。月組に配属され、93年に史上最短(6年半)で男役トップスターに。95年12月に退団した。
宝塚音楽学校は、1913年7月15日に「宝塚唱歌隊」として発足。創立者の小林一三氏の「清く 正しく 美しく」を校訓に、タカラジェンヌを輩出してきた。卒業生は4400人。来年は、宝塚歌劇団が創立100周年を迎える。