目隠しビンタで負傷の芸人3人が会見
今月5日にテレビ番組の企画でプロレスラーらから6~10発の“目隠しビンタ”を受け、鼓膜損傷や首のねんざなどのケガを負ったお笑い芸人3人が19日、大阪市内で会見し、順調な回復を報告するとともに、自戒を込めてこどもファンにビンタの危険性を呼びかけた。
ケガを負ったのは、お笑いトリオ・GAG少年楽団の坂本純一(30)、福井俊太郎(32)と、お笑いコンビ・コマンダンテの安田邦祐(29)の3人。
この日、大阪の劇場「5UPよしもと」などで開催する若手芸人のイベント「真夏のキラキラ単独祭り&キラめきサマーフェスティバル」(21日~8月11日)の成功祈願のため、大阪・生國魂神社を参拝した。
参拝後の会見で、負傷後、初めて取材対応した3人は、いずれも仕事に支障がないことを報告。鼓膜損傷(全治1週間)を負った坂本がまずは芸人らしく「治りましたが、(耳を痛め)悪口が聞こえにくくなってとても住みやすい世界でした」とコメントした。
一方で、首をねんざ(全治2週間)した福井は「首を痛めると、大きい声を出した時にふらっとしました。首の大切さを知りました」と告白。軽い脳しんとう(全治1週間)と診断された安田も「体の大切さが分かりました」と振り返った。
最後に坂本が「全国の子供たち、ビンタは危険だから気をつけてね」と呼びかけていた。
3人を含む若手芸人らは、関西テレビの番組でプロレスラーや外国人、ニューハーフ、こどもら10人から目隠し状態でビンタを受け、相手が誰かを当てる企画で負傷した。収録後に3人が不調を訴えて病院で診断を受けた。3人とも負傷後も公演などは休まず出演している。