橋下氏、参院選後の新党結成を示唆
日本維新の会の橋下徹共同代表が19日、参院選候補の応援で京都市内の5カ所で街頭演説を行った。
参院選後の野党再編に意欲を示す橋下氏は、この日は構想をさらに加速させ「参院選後には野党にも新しい政治の動きが起こる。自民党に対抗する新しい政治グループができると思う」と延べ、新政党結成の可能性を示唆した。
「(参院選で)自民党が勝つのは、これはもう仕方がない。有無を言わさず、これに対抗できるおっきな新しい野党を作らないといけない」と主張。「僕は維新がその中心になろうなんて、ちっちゃなことは考えてない。維新の会は次のステップのための通過点の政党だ」と、新グループに維新が吸収されることも辞さない考えも示した。
参院選の結果を受けての自身の進退にも注目が集まる橋下氏だが、「維新の議席を伸ばそうなんてちっちゃいことは考えていない」とも。
「新しい野党には、女性や若者、新しい人材が必要だ」と野党議員の精鋭を増やす必要性も説き、京都選挙区の民主候補が民主党政権時代の首相補佐官であることを念頭に「民主党政治にどっぷりつかった人は、新しい野党に必要ない」と断じた。