風立ちぬ ポニョ超え150億円突破へ
宮崎駿監督(72)の最新作「風立ちぬ」が20日、全国343館454スクリーンで公開され、前作「崖の上のポニョ」(08年)の動員を上回るロケットスタートを記録した。
配給の東宝によると、初日の動員は「崖の上‐」との対比で127%を記録した。前作は1200万人を動員し155億円の興行収入を記録しており、“ポニョ超え”の150億円突破は確実。さらにレイトショーの動員が好調なことや平日の中高年層の集客が見込めることから、97年の「もののけ姫」(興収194億円)や01年の「千と千尋の神隠し」(興収304億円)に迫る勢いをみせている。
全国に吹き抜けた強い追い風に鈴木敏夫プロデューサー(64)は「宮さん(宮崎監督)から『新しい試みだったので、お客さんが来てくれてほっとしました』と先ほど連絡がありました。安心したようで、よかったです」とコメントを発表した。