橋下氏 自民党の勢いに早くも完敗宣言
日本維新の会の橋下徹共同代表(44)は21日午後、同日深夜に大勢が判明する参院選結果を受けた自身の進退について、来週をめどに開く党執行委員会にはかる考えを示した。大阪府内で投票を行った後に、記者団の質問に答えた。
橋下氏は前日までの選挙戦について「いやもう、自民党の勢いがすごかった」と早くも完敗宣言。野党としての今後の対応については「すべては結果次第。執行委員会を開いて、政策判断などもしっかり議論したい」と、来週にも東京、大阪の党幹部合同の会議を開く見通しを示した。
注目される自身の進退に関しても執行委員会で判断を仰ぐ考えを示した。記者団から「参院選結果を見て、自ら判断することはあるのか」との質問にも「執行委員会でしっかり決めます。それまでは何も言えない」とした。
橋下氏は20日、大阪府下を回り、最後のお願い。「自民党が死にものぐるいで維新をつぶしにきてます!」を支持を求め、「自民党に対抗できる新しい政党、新しい野党を大阪の地から作りましょうよ」と聴衆に訴えかけていた。