２２日に東京・秋葉原のＡＫＢ４８劇場で行われる公演を最後にＡＫＢを卒業する篠田麻里子（２７）が２１日、地元・福岡のヤフオク！ドームで行われたＡＫＢ５大ドームツアー福岡公演最終日で１日早い卒業セレモニーを行った。

　ＳＫＥ４８の松井珠理奈（１６）は、前日（２０日）の同所での公演で「はじけすぎて」（本人談）左手の人差し指を負傷。姉のように慕う篠田のラストコンサートに、患部を包帯でぐるぐる巻きにして登場した。

　０８年にＡＫＢのシングル「大声ダイヤモンド」で初めてセンターを務めた際、誰よりも先に声をかけてくれたのが篠田だったと振り返り、「『大声ダイヤモンド』のジャケットで、私が叫んでいるカットが使われているんですけど、あれは『麻里子様！！』って叫んでいるんです」と秘話を打ち明けていた。

　ステージでは、涙の篠田の腕を珠理奈がケガをしていない方の右手でつかむなど、２人の絆を感じさせる場面もあった。

　地元・福岡で３万２０００人のファンからの「麻里子コール」を受けた篠田は、涙を流しながら「私は生まれ変わってもＡＫＢ４８を選びます」と誓っていた。