麻里子さまAKB総括「お金もなく…」
22日の東京・秋葉原のAKB48劇場での卒業公演をもってAKB48を卒業した篠田麻里子が、30日の公式ブログでAKB48で過ごした7年間を総括し、秋元康氏に改めて感謝を捧げている。
篠田は21日に福岡ドームで行われた卒業セレモニーと22日の卒業公演の模様を、300枚近い写真でファンに紹介してきた。そのまとめを、AKBで過ごした7年間のまとめを長い文章で書きつづった。
最初にこう書き出している。
「卒業発表してから怒涛の日々でした。AKBを振り返って私は幸せでした。素適な仲間が出来、素適なファンの皆さんが出来ました」
しかし、当初は不安も大きかった。「はじめはAKBがどこを目指しどうゆうグループになっていくのか想像もつきませんでした」。劇場で公演していても観客が入らず、ただ体力だけが奪われていく日々。それでも常に厳しいレッスンがあって、「アルバイトさえできない状況でお金もなく成人で仕送り生活は気が引けました」と、今では考えられない下積み時代のことが思い出される。
「何度か諦めようと思いました、この先なにがあるのかわからなくなり、体力も無かった私は選抜でもなくいても一緒だろうなって悲観的になってしまった」
そんな時、初めて出た歌番組で他のアーティストたちが輝いて見えた。「私は選抜に入れない理由がわかった気がしました。自分に悲観的、磨いてない、輝いてない」。そしてファンが支えてくれた。いろんなアドバイスさえくれて「AKBのコンセプト会えるアイドルだったからこそ、自分が成長できました」と、ファンの有り難さを噛み締めた。
そんなあれこれを書きながら、篠田はAKBの素晴らしさを再認識する。そして「AKBにはいろんなチャンスを与えてくださる秋元さんがいます。プロデューサーが秋元さんじゃなかったら自分はいません」と秋元氏への感謝にたどり着く。
最初はAKB48劇場のカフェで勤めていた篠田をメンバーに引っ張り上げたのも「秋元さんは常にファンの皆さんはどう喜ぶかを、考えました。ファンの皆さんが驚きそうだなということからスタートです」と秋元の意中が今だからこそ分かる。
「最後に七年半、諦めなくて良かったと心から思いました」と記して、篠田は「ラスト」と名付けた長い書き込みを終えた。