塩屋俊さんを偲ぶ会 小堺一機無念…
俳優、映画監督で、今年6月5日、仙台市で上演中だった舞台「HIKOBAE2013」の楽屋で倒れ、急性大動脈解離で亡くなった塩屋俊(しおや・とし=本名智章=のりあき)さん(享年56)を追悼する「塩屋俊さんを偲ぶ会」が2日、都内で営まれた。
会場にはタレント・小堺一機(57)、俳優・加藤雅也(50)、大和田伸也(65)、陣内孝則(54)ら約400人が訪れ、塩屋さんの死を悼んだ。
1994年にドラマ共演して以来、親しくしていた小堺は、突然の訃報を「いきなり殴られたような衝撃でした」と振り返った。東日本大震災をテーマにした「HIKOBAE」のようにタイムリーな作品を制作していた塩屋さんに刺激を受けることも多かったようで「いつも『今、大事なことは何か』を考えてる人。先輩で友達であこがれの人でした…」と無念の表情を見せた。
遺影は08年に大分国体の開閉会式の演出を担当した際に撮影したもの。遺影の前には木の切り株が飾られ、出席者が「献葉」。1人ひとりがひこばえ(切り株の根元から生えた新芽)となって、塩屋さんの遺志を継ぐことを誓っていた。