加藤 山本逮捕に“生放送”で号泣謝罪
お笑いタレント・加藤浩次が3日に生放送されたフジテレビ「FNS27時間テレビ 女子力全開2013 乙女の笑顔が明日をつくる!!」に出演。淫行騒動を起こして芸能界を引退状態となっている元「極楽とんぼ」の相方・山本圭一さんについて「全国の皆さん!あいつを許してやってつかーさい!!」とテレビを通じて嘆願した。加藤は山本が逮捕された2006年7月、自らが司会を務めるテレビ番組で、「情けない」と号泣謝罪した。
【以下、2006年7月20日の本紙より】
お笑いコンビ、極楽とんぼの山本圭一(38)=圭壱改め=が未成年の少女と飲酒&淫行し、事務所から解雇された問題が19日、各方面に大きな波紋を広げた。所属していた欽ちゃん球団こと「茨城ゴールデンゴールズ」の萩本欽一監督(65)は、涙ながらに球団の解散を発表。また、相方の加藤浩次(37)は、司会を務める日本テレビ系ワイドショー「スッキリ!!」の生放送で号泣謝罪した。放送各局でも、山本の出演番組を放送中止とするなど対応に追われた。
山本とお笑いコンビ「極楽とんぼ」を結成して以来、16年連れ添ってきた相方の加藤は、日本テレビ・読売系「スッキリ!!」の生放送で号泣謝罪した。
「山本のした反社会的行為は決して許されるものではない。会社が下した解雇という結論を、山本には深く受け止めてもらいたい」。4月から司会を務める同ワイドショーで、加藤は皮肉にも番組冒頭で山本の不祥事を伝えることになった。
涙があふれた。言葉にならなかった。番組進行する司会者としては、許されないと分かっていても、止めどなく涙がほおを伝わった。下積み時代から苦楽を共にしてきただけにその思いは画面から十分に伝わってきた。
「16年連れ添った相方がこういう形で報道されるっていうのはすごい腹立ちますし、情けないし、気持ちの整理がついていない状況です。本当に申し訳ありませんでした」と声を絞り出すと、テレビ画面から隠れるほどに深々と頭を下げた。
山本が所属事務所「吉本興業」から解雇された今、コンビとして活動することはできない。突然、突き付けられた“コンビ解消”の文字。それを加藤が受け入れられないのも当然だった。
しかし、ワイドショー司会者である以上、問題の続報を20日以降も視聴者に伝えねばならない。葛藤(かっとう)を抑えることができなかったこの日の加藤だが、今後もつらい日々が続くことになる。
〈事件経過〉
極楽とんぼ・山本は16日夜から17日未明にかけて、函館市内のビジネスホテルで未成年の女性に酒を飲ませ、暴行した疑いを持たれている。女性が17日に函館西署に被害届を提出。山本は任意で事情を聴かれ、現在、同署が調べている。山本は17日には「茨城ゴールデンゴールズ」の一員として、現地で試合に臨む予定だったが、欠場していた。
極楽とんぼの所属先である吉本興業は事態を重くみて、18日付で山本を解雇。マスコミ各社に通知した。