岡村隆史 海老蔵舞台で歌舞伎デビュー
お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史(43)が14日、東京・渋谷のシアターコクーンで行われている市川海老蔵(35)の自主公演「ABKAI(えびかい)」(18日まで)にゲスト出演。“歌舞伎デビュー”を飾った。今年3月に番組で共演した海老蔵が「機会があればぜひ」と生オファー。岡村は「ほんまですか?」と半信半疑だったが、“男の約束”が実現した形となった。
岡村が出演したのは、歌舞伎版「はなさかじいさん」と注目を集める演目「疾風如白狗怒涛之花咲翁物語。~はなさかじいさん~」。はなさかじいさん役の片岡愛之助(41)が「ナイナイの岡村に似た一寸法師が…」と説明。岡村は1シーンのみの出演だったが、「勧進帳」の弁慶のポーズ「飛び六方」も披露。カーテンコールでは得意のブレークダンスで会場を沸かせ、「10倍返しできました」と、愛之助が出演するTBS系ドラマ「半沢直樹」の決めゼリフを引用してドヤ顔。終演後は「客席から『岡村屋!』と声を頂いたので100点です」と喜んだ。
出演のきっかけは今年3月、岡村がメーンを務めるインターネット放送局「ゼロテレビ」に海老蔵がゲスト出演し「タイミングがあったら(歌舞伎の舞台に)出て下さい」と生オファーしたことだった。
出演が決まってから約1カ月間、岡村はこの日の演目を猛特訓。稽古中には海老蔵から「何やってるんですか」と重圧をかけられたが、前日13日の稽古では「よくぞここまで」と、合格点をもらったという。