半沢直樹 関東29.0% 関西32.8%
25日に放送された、俳優・堺雅人主演のTBS系ドラマ「半沢直樹」(日曜、後9・00)の平均視聴率が関東地区で29・0%を記録したことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。瞬間最高は午後9時58分の33・6%だった。
今月11日に同ドラマがマークした、今年のドラマ視聴率の最高記録と並ぶ数字だった。
また関西地区ではこれを上回る平均32・8%を記録し、一足先に30%台に乗せた。瞬間最高は午後10時11分、38・6%の高数字だった。
堺演じる型破りの銀行員・半沢直樹が、銀行内外の敵と戦う同ドラマ(全10話)は、25日から東京を舞台にした第2部が15分拡大SPでスタート。
物語は半沢が東京中央銀行本部・営業第二部次長に栄転し、その1年後からスタート。同行が金融庁から「金融庁検査」の予告を受ける中、200億円を融資したばかりの伊勢島ホテルで資金運用失敗による120億円の損失が発生。中野渡頭取(北大路欣也)から、同ホテルの経営再建と損失補填の命を受けた半沢が、融資の背後に不可解な事実があることに気づき…というストーリーが展開された。
関東地区で瞬間最高を記録したのは、ドラマ後半。半沢が京橋支店の金庫から、ホテル側から事前に資金運用失敗の内部告発があったことを示す証拠文書を奪う場面だった。
また関西地区で最高を記録したのは最終盤。不可解な融資の裏に大和田常務(香川照之)の影を察知した半沢が、大和田常務とにらみ合い、バンカーとしての正義を熱く語った場面だった。
第2部は、半沢の調査を妨害するなど“小悪党”として働く京橋支店の課長代理・古里(手塚とおる)に、いきなり半沢が「倍返し」の反撃を食らわせる痛快な展開。一方、半沢の熱弁に対し「はい!よくわかりました」と憎らしいまでの棒読み口調で返すなど、香川照之の悪役ぶりも印象的だった。
次回からは半沢と第1部(大阪編)でライバル関係にあったオネエキャラのエリート国税官・黒崎(片岡愛之助)が、金融庁に復帰し、「金融庁検査」の主任検査官として登場。半沢とのバトルが再び幕を開ける。
同ドラマの初回から前回(5話)までの平均視聴率
【関東地区】19・4%→21・8%→22・9%→27・6%→29・0%
【関西地区】20・6%→19・9%→25・6%→27・5%→29・5%