アイドルグループ・ＡＫＢ４８の秋元才加（２５）が２８日、東京・秋葉原のＡＫＢ４８劇場で最後の劇場公演を行い、ＡＫＢ４８を卒業した。公演にはチームＫメンバーのほか、宮澤佐江（２３）ら同期（２期生）メンバーも駆けつけた。秋元の人柄を表すように、湿っぽさのない笑顔の卒業公演となったが、最後の最後にはこらえきれず、号泣。「幸せ、本当に幸せだった！明日から頑張ろう！」と涙をぬぐい、必死で明るい笑顔を作ってあいさつした。

　前日の板野友美に続き、ＡＫＢを支えたメンバーがグループを去った。約７年５カ月を過ごし、思い出のつまった劇場。秋元らしく笑顔で別れを告げるかと思われたが、沸き起こった「さやか」コール…。最後の最後に、こらえていた涙が止まらなくなった。ステージを去る時には、同期の小林香菜（２２）と抱擁するなど別れを惜しんだ。

　同期で、ＡＫＢ加入以来、同じチームＫで切磋琢磨してきたキャプテンの大島優子（２４）は極力、明るく送り出せるよう務めた。「レッスンの時、さやかのスパッツのお尻の部分に穴があいてたのでバカにしてたら、私のも穴が開いてた。『奇跡すぎ～』って笑った」と懐かしそうに振り返り、「おばあちゃんになっても、墓場に行くまでいろいろ思い出を作っていきたい」と卒業後も変わらぬ絆を誓っていた。