「潮騒‐」楽曲制作で小泉今日子の功績

 大ブームを巻き起こしているNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を手がける大友良英氏が2日、同局の「スタジオパークからこんにちは」に生出演し、小泉今日子が天野春子名義で発売した同ドラマの挿入歌「潮騒のメモリー」についての秘話を披露した。

 脚本を手がける宮藤官九郎が作詞を担当した「潮騒‐」。大友氏によると、作曲は難航し、「4バージョンぐらい作ったけど、(ダメで)ぼくは(一度)ギブアップした」と告白。サウンドトラック製作に参加しているSachiko Mに作曲に参加してもらい、アレンジの江藤直子さんらに加わってもらって、完成したという。

 さらに、楽曲を盛り上げた影の立役者がほかならぬ小泉だったことも明かした。サビ前の“寄せては返す 波のように 激しく”の「激しく」は当初、予定されていなかった歌詞で、「そこに“激しく”って入れると、80年代っぽいよね」という小泉の発案で生まれたのだという。

 同様に、「優しく」もアイデアをもらい生まれたという。サビの“潮騒のメモリー”に向かう直前の“激しく”“優しく”が曲の盛り上がりに大きな役割を担っていることは、曲を聴けば明瞭だ。

 「潮騒のメモリー」は小泉にとって14年ぶりのシングル。8月12日付オリコン週間シングルチャートで初登場2位を記録するなど、大ヒットしている。

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