橋下市長「僕の母校」で生徒児童募集
大阪市の橋下徹市長(44)が5日、同市東淀川区の啓発小学校と中島中学校を小中一貫教育の「むくのき学園」として来年4月に開校することを発表した。校区内の児童生徒とは別個に、同市内居住の児童生徒を対象に各学年40人(小1~中2)を募集する。
大阪市役所での定例会見で「ここは僕の母校でもあるんです」と募集要項などを発表した橋下市長。昨春開校した同市東住吉区の「やたなか小中一貫校」とともに、来春からは市内在住の小中学生にも門戸を開く。
校区に縛られない学校選択の自由化を目指す橋下市長は「僕のころは、有無を言わさず、地元の学校に行けでしたからね」と語った。
常々「世界と渡り合うのに、(自身は)英語が話せないのは致命傷だ」と語る橋下市長。一貫校では小学校1年生からの英語教育のほか、小学校からの部活動や、全員へのタブレット端末配布などが予定されており、特色ある教育を実施するという。
募集定員がオーバーした場合は抽選となるが、今後も市立の一貫校を増設する方針。