ミッツ高熱 看取り役に峯岸みなみ指名
女装家でタレントのミッツ・マングローブ(38)が5日夜に高熱を発し、何度も座薬を使いながら息絶えだえの一夜を過ごした。
昼過ぎから異常を感じ「イヨイヨやばいかも」と察した瞬間、知人に頼んで食料や飲料を大量に買ってきてもらった。「もう消防庁の手は煩わせまい…、救急病棟をざわつかせまい」とたっぷりの座薬と抗生剤の用意もある。
何があっても救急車だけは呼ぶまいと備えたのは、昨年の苦い思い出があるから。
昨年8月20日、やはり40度近い熱が出てあまりのつらさに自ら119番し、救急要請した。病院では「平たく言うところの夏風邪です」と診断され、生放送を2本休むなど仕事にも影響が出た。
問題はブログでその件を書いた際、救急車が来る前にシャワーを浴び、下着を替えたことにまで触れたから。ミッツにしてみれば必死のたしなみだったのだが、救急車を呼ぶまでもない状態と受け止められ、「違法な救急要請だ」とか「税金の無駄遣い」とかの批判を浴びた。
「どんなに死にあぐねて運ばれても『平たく言うところの夏風邪です。』の一言で終わるのを、私は学習したの」。そして、夏風邪で救急車を呼んだことに対する非難を浴びることも。
そしてミッツの壮絶な「闘病」の一夜が始まった。6日未明、ブログに壮絶な書き込みをした。
「とりあえず座薬をぶち込み、Tシャツを2枚重ねた上に、トレーナーを着込み、ロングソックスを履いて、羽毛布団をかぶって寝る。数時間で100リットルぐらいの汗をかく。しばらくして座薬が切れ始め、また全身に、けたたましい痛みが走る」
「大量のスポーツドリンクを飲み、何か食べて栄養補給をし、ビタミン剤を飲み、ガリガリ君を貪る。そして手際よくお尻を剥き、フラフラしながらも、手馴れた要領でぶち込む」
そんな状態を1人だけ、メールで知らせた相手がいる。AKB48の峯岸みなみだ。「彼女はかつて『ミッツさんは私が看取ります!』という意味不明な発言をして以来、ちょっと病気になったり、どこか痛くなったりすると、峯子の顔が浮かぶようになってしまい、若干困惑している」。座薬も効かず、万一のことがあった際の看取り役に指名したのだろか。
「独りで生きてくオンナの教訓として。家族や親のありがたさを今一度感じながら、もうひと汗流してきます!」
闘病記は午前1時43分、そう書いて終わった。その後ミッツは回復したのか、あるいは峯岸が看取りに駆けつけたのか。