台風１８号の影響で交通機関が大幅に乱れる中、１６日、フリーアナウンサーの宮根誠司が司会を務める読売テレビ（日本テレビ系）「情報ライブ　ミヤネ屋」（月～金曜、後１・５５～３・５０）の生放送開始に間に合わない事態となった。宮根は１５日夜、東京での生番組出演を終え、陸路で大阪に向かったが、主要道路の通行止めや新幹線の運休などで、大阪到着が大幅に遅れた。番組には開始８分後に登場した。

　午後２時３分、ボサボサの髪、目の下にクマができるなど、疲れた様子の宮根が画面に登場した。番組冒頭では、川田裕美アナウンサーが台風の影響で宮根の到着が遅れていることを説明。宮根不在のまま台風中継リポートが始まった。本来なら宮根が担当する現場との中継のやりとりを川田アナが担当している最中、番組スタッフからの「宮根さん、到着しました」との緊迫した声がマイクを通して漏れ聞こえ、宮根が川田アナからすぐに中継とのやりとりを引き継いだ。

　ほとんど打ち合わせもできない状態での番組入りとなったはずの宮根だが、スムーズに現場との中継リポートを進行させた。

　宮根は１５日にレギュラー司会を務めるフジテレビ系「Ｍｒ．サンデー」（日曜、後１０・００～１１・１５）に生出演。番組終了後に東京・台場から車で大阪を目指したが、１６日午前６時５０分、主要道路が通行止めとなり、三重県津市で足止め。「ひょっとしたら番組中に到着することができないかもしれません」と最悪の状況も覚悟した宮根だが、スタッフとともに急きょ、名古屋に車で戻り、新幹線で大阪に向かう可能性に望みを託した。

　名古屋駅に到着したのは午前９時ごろ。到着時点では米原までしか新幹線が運行していなかったといい、最終的になんとか新幹線で大阪にたどり着いた。番組では激しい雨と風の中、宮根が大阪に向かう様子もリポートされた。宮根は１２時間がかりで東京から大阪に到着したという。