山本耕史 天海祐希降板劇の裏側を語る
俳優・山本耕史が20日に放送されたTBS系「A Studio」(金曜、後11・00)に出演。天海祐希が心筋梗塞のため降板し、宮沢りえが代役を務めた舞台「おのれナポレオン」の降板劇の裏側について語った。
山本は天海に代わり、宮沢が演じたナポレオンの愛人・アルヴィーヌの夫役を演じた。
「おのれ‐」(4月9日~5月12日)は、5月6日に緊急入院した天海の代役として、宮沢が緊急出演。わずか3日間のけいこで同10日夜の公演から“登板”し、12日の千秋楽までつとめあげたことでも話題になった。
同舞台は、山本とドラマ、舞台で何度も組んでいる脚本家で映画監督の三谷幸喜氏が作・演出を手がけた。三谷氏は、この日の番組で、天海に代役をたて、舞台を続けることを決めた際、山本から電話で「大丈夫です。ぼくが全部相手のセリフも覚えてますから、全部、こっちに振ってください」と頼もしい言葉をかけられ、「すごくうれしかった」と証言した。
山本は「ぼくらは(けいこも含めて)2カ月間(セリフを)聞いたりしてたけど、宮沢さんはゼロから覚えていかなきゃいけなかった。危機迫る状況でしたが、あの人たち(共演者)じゃないと、できなかった」と振り返った。
山本は千秋楽の翌日の5月13日、NHKドラマ「激流~私を憶えていますか?~」の制作発表を、疲労を考慮して欠席することとなった。
また舞台では、りえの「セリフ、入ってるわよね」の言葉に、山本が「お前が言うかよ」と返し、場内が沸くシーンもあった。