中村雅俊 あまちゃんに“サイン出演”
大ヒット中のNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」にサインだけで“出演”した俳優・中村雅俊が21日放送のNHK「土曜スタジオパーク」(土曜、後1・50)に生出演。“サイン出演”の秘話を披露した。
中村のサインは、北三陸高校潜水土木課の教師、「いっそん」こと、磯野先生(皆川猿時)が、東日本大震災後、北三陸を訪れた複数の芸能人からサインをもらったことを自慢するところで“登場”した。白いジャージの左胸に大きく「中村雅俊」のサインがあり、いっそんが「中村雅俊にもらった」と自慢する場面があった。
中村は、「『あまちゃん』のスタッフからうちの事務所に電話がかかってきたんですよ。『出演か?!』と思ったら…」と出演オファーへの期待に胸をふくらませたことを告白。「そしたら、『サインだけほしい』と(笑い)。どういうことかと思ったら、宮藤官九郎さんの台本に書いてある、って言うんですよ。それで、本当に(ジャージに)書きました」と苦笑いで“サイン出演”の経緯を明かした。
「あまちゃん」の脚本を担当する宮藤は、中村と同じ宮城県出身。2人は2011年5月にチャリティソング「予定~宮城に帰ったら~」を発表(のちにCD化)している。
東北を舞台にした大人気ドラマだけに、中村も実は出演を期待していたようで、「残念なことに、サインだけでした」と笑顔を浮かべ、正直な気持ちを明かしていた。
「あまちゃん」出演を期待しながらも最後まで出番がなかった“大物”といえば、宮藤と同じ「大人計画」に所属し、宮藤組の常連である阿部サダヲ。16日に放送された日本テレビ系「しゃべくり007」で「出れんじゃないかと思ってたから、撮影が終了した、って聞いてすごい傷ついた。寂しかった」とこぼしていた。