中谷美紀に柄本佑びびる「怖かった」
2枚
女優の中谷美紀(37)が30日、都内で行われた「近代能楽集」DVD製作発表会見に出席した。三島由紀夫の戯曲を映像化したもので、中谷は「葵上」で嫉妬心に駆られた女性・六条康子とその生霊を演じた。
「般若になった気持ちで演じました」と振り返った中谷に、相手役の柄本佑(26)は「般若とおっしゃって、納得しました。現場に入って来る時から怖かった。お芝居になるともっと怖くて」と撮影時の心境を告白。役になりきり若手俳優を“びびらせた”中谷は「あはは」と満足げだった。
また、「卒塔婆小町」に主演した寺島しのぶ(40)は、99歳の老婆を演じ「顔がシリコンだらけ、メークを取ってもしわが残ってしまって大変でした」と苦笑い。役柄については『世にもおぞましい乞食(こじき)の老婆』と説明があり、「ずっと腰を曲げてたし、役ではなくフィジカル(肉体的)で疲れた」と苦労を明かしていた。