歌舞伎界の先輩・坂東三津五郎（57）がすい臓がん手術を終えて退院し、元気な顔で会見したニュースを新聞で見た３日朝、市川海老蔵（35）が涙した。

　「よかったです！！！歌舞伎界にとりまして本当に大切で我々の世代への指導者としても伝統をつなぐということに真面目に受け止めてくれる先輩ですからニュースを見て涙しました…」

　ブログに躍るような気持ちを書きつづった。

「本当に本当によかった…本当に退院、おめでとうございます！！」

　海老蔵は三津五郎が九月大歌舞伎を降板した際、その病状を心配して明治神宮に早朝祈願に訪れている。

　三津五郎は２日の会見で病名を「すい臓がん」と明かし、すい臓の約半分と脾臓を切除したことを公表した。復帰の時期は未定だが「次に向かって最善を尽くすことが大事」と、笑顔を浮かべながら前向きに語った。