やっくんの死に顔、綺麗で触ると冷たく
交通事故で5日に亡くなったタレントの桜塚やっくんこと斎藤恭央さん(享年37)の実家を7日に弔問したタレントの芋洗坂係長(45)が、やっくんの遺体と対面した際の様子を8日のブログで伝えている。
斎藤さんの遺族は親族だけで家族葬を営む意向を明らかにしていた。しかし、故人と親しかった芋洗坂係長は「とても、いてもたってもいられず…親友の顔をどうしても、もう一度見たくて…お通夜の前にご無理を言って、特別に弔問させて頂きました」。
遺族もそんな芋洗坂係長との仲をやっくんから聞いていたのか、その願いを受け入れた。そして招き入れられた芋洗坂係長は、やっくんのご遺体と対面した。
「やっくんは…事故にあったとは思えない程、本当に綺麗な顔で、声をかけたら起きるんじゃないか…というぐらい穏やかな寝顔の様でした」
父・充さん(63)は、芋洗坂係長に「顔を触ってあげて下さい」と頼んだ。触ってみると「冷たくて…」、そのとき芋洗坂係長は現実を受け入れた。
「今まで放心状態で、『友の死』を受け止め切れず泣く事すら出来なかった何かが全て崩れ」、とめどなく涙がこぼれ出したという。
「今までの楽しい思い出が走馬灯の様にめぐり…そして残された方々の深い悲しみに触れ…とにかくやるせない気持ちで一杯でした」
しかし、実際に友は目の前で冷たく横たわっている。「悔いなく走り続けたやっくんに『お疲れ様。よく頑張ったね。後の夢は、残ったみんなで受け継ぐからね』と言ってお別れをして来ました」
芋洗坂係長はやっくんと「エンタの神様」で共演、それ以来親しい間柄となり、年末には一緒にディナーショーをやる予定だった。
「目の前にやっくんは居ないけど、盃を置けば一緒に酒は飲めます。目を閉じれば、やっくんの笑顔にも会えます。だから今日も、仲間と一緒に献杯。最後に、やっくんの盃を飲み干したとき…『芋さん、それ俺の!!』とつっこまれた気がしました」
こうしてやっくんは、親友の中でいつまでも生き続ける。