歌舞伎俳優の片岡愛之助（４１）が１８日、大阪市中央区の大阪松竹座で上演中の座頭公演「十月花形歌舞伎」が連日大入りになっていることを感謝し、同劇場前に登場してファンにお礼の言葉を“倍返し”で述べ、大歓声を浴びた。

　愛之助はＴＢＳ系ドラマ「半沢直樹」でオネエキャラの金融庁検査官を演じて幅広い支持を獲得。劇場側はこの日のイベントの公式な事前告知は控えていたが、愛之助が自身のブログで記したことからファン約３００人が劇場前に集まった。ほとんどは女性。

　愛之助は「最近は寒くなってきましたが、僕は舞台の上で水をかぶっています。どうぞ、僕のふんどし姿を見に来てください」と笑顔を振りまいた。また、「最近ブログをやってるんで」と言いながらポケットからスマホを取り出し、「後で載せます」とファンの姿を撮影した。

　その後、直筆サインが入った手ぬぐいを配布。「あんまり出回ってないんです。売らないでね！」と呼びかけた。ファンから「ラブりん、こっち！」などと愛称で呼ぶ声とともに手が差し出され、手ぬぐいを遠巻きのファンにも届くように投げ上げた。

　「十月花形歌舞伎」は同劇場で２７日まで。