「東京難民」の監督、安倍首相にチクリ
映画監督の佐々部清氏(55)が5日、都内で行われた映画「東京難民」のマスコミ向け完成披露試写会に出席し、「安倍首相にも見て頂きたい」とアピールした。
映画は若者の貧困など、現在の日本の闇をリアルに切り取った作品。佐々部監督は景気を上げることだけでなく、底辺の生活にも目を向けて欲しいようで「同じ漢字4文字ですが、“東京五輪”とかやってる場合じゃない、という気持ちで作りました。安倍さんには早速DVDを送ろうと思います」と静かに主張した。
映画は普通の大学生だった時枝修(中村蒼=22)がジワジワと逃れられない貧困に陥る様子を描いている。公開は2014年2月。ほかに大塚千弘(27)、青柳翔(28)らが出演している。