田中邦衛、俳優活動は体力的に厳しい
俳優の田中邦衛(80)が11月19日発売の週刊女性に俳優引退を報じられ、同日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」の電話取材に応じた妻は「体力的に厳しい」と、消極的ながら引退を認めた。
神奈川県内の閑静な住宅街で夫婦2人で暮らしている田中は、3年前に公開された「最後の忠臣蔵」で奥野将監を演じて以来、俳優活動はない。人前に出たのも昨年、地井武男さんが亡くなった際のお別れの会で発起人を務めたのが最後となる。
そんな田中との日常生活を、妻は「一緒に買い物したり、料理したり、庭いじりしたり、いつも一緒にいます」と説明した。
2年前までは講演会やイベントに出席。俳優活動で多忙だった時期にはかなえられなかったファンとの触れ合いを楽しんでいたという。
そして今後の俳優活動については「体力的に厳しいと思います」と引退やむなしの現状を認めた。
もっとも、積極的に引退を発表するつもりはない。事実上難しいとはいっても「演技をする夢は夫婦2人でずっと持って生活しています。引退も何も、田中邦衛の人生そのものが役者ですから」と、本人の思いを代弁しながら、引退の結論は避けた。
引退するのか、しないのか、田中夫妻にとって、どうやらそんな白黒で判別できるものではなさそうだ。