吉高由里子、満足感で女優引退も考えた

 女優の吉高由里子(25)が「第5回TAMA映画賞」の最優秀女優賞を受賞し、23日、東京都多摩市で行われた授賞式に出席。今年2月に公開された主演映画「横道世之介」の撮影終了後、作品への満足感のあまり、「女優やめちゃえばいいやとも思った」と引退を考えたことを告白した。

 吉高は、「横道世之介」、「真夏の方程式」での演技が評価されての受賞。授賞式では、作品への満足感のあまり「女優やめちゃえばいいやとも思った」と、引退を考えたことを告白。驚きの言葉に観客はどよめいたが「でもこれから朝ドラ(※ヒロインを演じる『花子とアン』)もありますし、懲りもせず続けているわけで。皆さんの心に残る作品に出られるなら、もうちょっとやった方がいいんじゃないかと思いました」と“続行宣言”で安心させていた。

 「横道‐」は昨年初夏に撮影が行われ、吉高は映画完成後、「ここまで好きでかわいがった映画は初めて」などと思い入れを語っていた。

 またこの日の式典では、世間が抱く「不思議ちゃん」というイメージについても言及。「ハイボールで『ウィー』とかやってるけど、せりふ一生懸命覚えるし、勉強もしてるんです」と“反論”するなど、奔放なスピーチで、会場を盛り上げていた。

 また、真木よう子(31)も同賞を受賞。最優秀男優賞は松田龍平(30)に贈られた。NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」出演で、女性ファンを中心に幅広い層から支持を集めた松田は「これからも面白いことをやっていければ」と今年の活躍を振り返っていた。

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