「第６４回ＮＨＫ紅白歌合戦」の出場歌手発表が２５日、東京・渋谷の同局で行われ、紅白合わせて５１組の出場が発表された。初出場は、大ヒットアニメ「進撃の巨人」のオープニング主題歌を手がけるＬｉｎｋｅｄ　Ｈｏｒｉｚｏｎ、泉谷しげる、Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅ、ＮＭＢ４８ら９組。出場危機が一部で報じられたゴールデンボンバーは、２年連続の出場を決めた。

　デビュー４２年目、６５歳での初出場となる泉谷は、革ジャンにジーンズで登場。「何のドッキリかと来てみたら本当なんだな。やめとけよＮＨＫ！」「家族できてから大みそかは仕事してないんだよ。大みそかはすきやきパーティがあるんだ。どうしてくれるんだよ」と毒づいた。

　紅白は「４０年間見ていない」という泉谷は、大みそかは「最近はダウンタウンの裏番組を（見ている）」と話し、日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！！」を見ることが大みそか恒例となっていることをポロリ。一方で、昨年の紅白は見たようで、「ヨイトマケの唄」を歌った美輪明宏のステージに「（紅白への）興味が出てきた」と明かした。

　同じく初出場を決めたＮＭＢ４８の市川美織（１９）がふわふわとしたあいさつをすると「腹話術じゃないんだから普通にしゃべれよ！」とツッコむなど、言いたい放題だった。

　泉谷の出場は長年のチャリティーライブなどの活動が、「歌がここにある」というテーマに合致し、出場が決まった。ＮＨＫ関係者は、「少なくとも平成に入ってからオファーしたことはない」と話した。