９月にすい臓がんの切除手術を受けた歌舞伎俳優・坂東三津五郎（５７）が２７日、東京都台東区の西徳寺で営まれた、歌舞伎俳優の中村勘三郎さんの一周忌法要と納骨式に参列した。

　三津五郎は９月３日にすい臓の約半分と脾臓（ひぞう）を摘出する切除手術を受けた。１０月２日に退院し、記者会見を行い、「すい臓がん」だったことを明かした。その後は出演予定だった１１月と１２月の舞台を休演し、表舞台には出ず、療養に専念している。

　この日はしっかりとした足取りで参列。記者に体調を聞かれると「おかげさまでこんな感じですよ」と話した。次の舞台の予定については「分かりません」とした。

　昨年１２月５日に５７歳で亡くなった勘三郎さんの一周忌法要には、歌舞伎俳優の尾上菊五郎（７１）、松本幸四郎（７１）、勘三郎さんと親交の深かった女優の大竹しのぶ（５６）、演出家の野田秀樹氏（５７）ら関係者、知人ら約１５０人が参列した。