「いいとも!」後番組はバラエティー
フジテレビの亀山千広社長が29日、東京都内の同局で行われた定例社長会見で、3月に終了する長寿番組「笑っていいとも!」の後番組について「バラエティーでいきたい」との見解を示した。
亀山社長は「3月に放送終了という決断をしました。1月に放送8000回を迎える。タモリさんサイドと話をさせてもらった。(テレビ局で)視聴率3位のなかで、新しいタイムテーブルを作りたかった」と終了に至った経緯について説明。
続いて、「終わりますと言ったのではなく、どういう形がいいですかと話し合いました。フジテレビの象徴である『いいとも』。出演者で育った方がゴールデンで番組を持ったりした。タモリさんの功績はフジテレビ全員が感謝してやまない。タモリさんには尊敬しかない」と長年司会を務めたタモリへの感謝を強調した。
後番組について、亀山社長は「次をどう継承していくのか、その先は全社をあげて尊敬に応えるべくフィナーレにむかっていきたい。(後番組は)バラエティーで行きたいと思っています。偉大な番組の後なので、どうなるか実はまだ決まっていません。いいともの偉大さを改めて痛感している。でも、それを超えるものを出してくれると期待しています」と大人気番組の後継に期待と不安が入り交じっている胸中を明かした。
また、同社長は「あの時代にあの時間帯でタモリさんを起用したのがすべてだと思う。夜の芸人さんでサングラスをかけた方を、帯で。かっこいいテレビ局だと思った。若い人にもかっこいいテレビ局に入ったと思える番組を作ってもらいたい」と若手社員の奮起を促した。
後続番組の人選については、SMAPの中居正広(41)らの名が浮上しているが、「どうなるか、実はまだ決まっていません。いいともの偉大さをあらためて痛感している。でも、それを超える番組を出してくれると期待しています」と話した。