女優・堀北真希（２５）と俳優・松田龍平（３０）が４日、大阪市内で映画「麦子さんと」（１２月２１日公開）のＰＲ会見を行った。

　映画の設定は、堀北扮する主人公・麦子が声優を目指したり、母親がアイドル歌手を目指して上京していた過去を持つなど、大ヒットしたＮＨＫ朝ドラ「あまちゃん」と“共通項”がある。ただし、全体としては全く違った仕上がりとなっている。

　２作とも撮影時期が同じだったそうだが、両作品に出演した松田は「でも僕、あんまり麦子さんの台本、自分のとこ以外は読んでなくて…。（共通項を）知らなかったんですよね」と告白。「（映画が）できた時に、こうなってんだ！おもしろい！なんか、ちょっと『あまちゃん』に似てるなあ、と思った」とマイペースぶりを発揮した。

　同席した吉田恵輔監督も、「（あまちゃんは）龍平君が出てるから見ようと思ったんだけど、２、３回ぐらいしか見てなくて。話題についていけてなくて」と頭をかいた。

　そんな男性陣の告白に堀北は「初耳ではありませんからね」と、すでにあきれ切った後であることを明かしていた。

　「麦子‐」は、声優を目指す主人公が、亡くなった母の遺骨を持って故郷の田舎町を訪ねると、若き日の母親にそっくりであることから、町の人々が色めき立つ。やがて亡母がかつてアイドル的存在で、歌手を目指して上京していたことを知り…というストーリー。松田は主人公の兄役で出演している。

　一方、「あまちゃん」は、能年玲奈扮するヒロイン・アキがアイドルを目指して上京。小泉今日子が演じた母親・春子も、かつてアイドルを目指して地元・岩手を飛び出した…という設定だった。松田は、ミズタクことアキのマネジャー・水口琢磨を演じ、大人気となっていた。