小室 華原と握手後クールに立ち去る
音楽プロデューサーの小室哲哉(55)と歌手の華原朋美(39)が4日、フジテレビ系の音楽番組「FNS歌謡祭」に出演し、15年ぶりの共演を果たした。歌唱後、華原は小室に「ありがとう」と感謝の言葉を述べ、握手を求めた。2人は右手を取りあい、しばし握った後、小室の方から手を離し、先にその場を去った。
小室が作詞作曲した華原の代表曲「I,m proud」「I BELIEVE」を歌った後、華原が小室に歩み寄った。「小室さん」と、はにかむように語りかけ「今まで迷惑と心配ばかりかけてすいませんでした」と小室と別れた後は心身のバランスを崩し、自殺未遂騒動なども起こしたことを謝罪した。小室はピアノから立ち上がり、左手をピアノに置いて聞き入った。
なおも華原は語りかけ、「朋はちゃんと前を向いて歩いていけそうです。今までありがとうございました。今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました。ありがとうございました」と“ありがとう”を2回繰り返し、涙をぬぐうように左手で顔を押さえたあと頭を深く下げ、握手を求めて右手を差し出した。小室も頭を下げてその手を握り、「頑張って下さい」と一言かけると華原は笑顔を浮かべ、「ありがとうございます」ともう一度感謝の言葉を繰り返した。
手を離した後も華原は笑顔を浮かべ頭を何度か下げた。ステージを終えた小室は淡々とその場から離れた。2人の距離は両手をたっぷり伸ばしたほどだった。お互いにそれ以上近寄ることはなかった。
小室は95年から華原をプロデュース。公私にわたって華原を支え、スターへ育て上げたが98年に破局。華原は心身のバランスを崩し、自殺未遂騒動なども起こした。