ドリカム “第2の故郷”大阪で涙
2人組ユニット・DREAMS COME TRUEが14日、大阪市内でフリーライブを行った。大阪府の事業「中之島にぎわいの森プロジェクト」とコラボして行われたもので、中之島公会堂前の公道を通行止めにしてステージを特設。観客8000人を集めるという、全国でも初めての試みとなった。
大阪を“第2の故郷”と公言する2人は、ライブ初披露となる「さぁ鐘を鳴らせ」や、ヒット曲「LOVE LOVE LOVE」など5曲を熱唱。吉田美和(48)は歌唱中から感極まって涙を流し続けた。
吉田はMCでも「私たちはデビュー日の1989年3月21日も、大阪でイベントをやってました。大阪に育ててもらったと言っても過言ではないし、その街でこんなすごいプロジェクトに関わることができて…マジ涙が流れるよ」と“泣き笑い”。
中村正人(55)も「大阪の皆さん、本当にありがとうございます!」とあいさつした。
終演後は特設会場で、「ドリカムツリー」と呼ばれるシンボルツリーの点灯式にも参加。大阪市の橋下徹市長(44)、大阪府の松井一郎知事(49)らとツリーのスイッチを入れるなど、最後までハイテンションだった。
ドリカムは1989年3月21日にシングルとアルバムを同時発売してデビュー。同日、収容人数300人ほどの大阪のライブハウス「ミューズホール」でライブを行った。デビュー直後の無名時代には、大阪のラジオ局が吉田をMCに抜てき。「ドリカム」という愛称を考案したのも大阪だった。
デビュー20周年となる2009年3月21日にも、ドリカムは大阪城ホールで全国ツアーをスタートさせ、吉田は「大阪から始めなければ意味がなかった」と話し、号泣していた。