桜田淳子さんに被害団体が復帰反対声明

 先月26日に、20年ぶりの芸能活動を行った元歌手で元女優の桜田淳子さん(55)が20年ぶりに芸能活動を行ったことを受け、全国霊感商法対策弁護士連絡会(事務局長・山口広弁護士)と全国統一協会被害者家族の会(神保廣次会長)が24日、都内で会見し、復帰に反対する声明を発表した。

 両会は、桜田さんが反社会的行為を繰り返している統一教会信者でありながら、CD発売やステージ復帰などの公的活動を行うことを問題視。桜田さんの芸能活動は信者の士気高揚につながり、「正体を隠した勧誘活動や献金等、金銭収奪の活動を活発化させる口実にすることは必定」と懸念を表明した。

 紀藤正樹弁護士は「桜田さんは過去の活動の何の総括もせず、自分の活動を正当化している。教会の指示の下に復帰があったことを考えていただきたい」と訴えた。会見には元信者も同席。桜田さんが広告塔を務めていた統一教会関連の化粧品広告を手に、組織内での桜田さんの立場や影響力などを報告した。

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