細野晴臣大瀧さんのアルバム作れず残念
伝説的ロックバンド・はっぴいえんどの元メンバーでシンガー・ソングライターの大瀧詠一(本名・大滝栄一)さんが、30日、解離性動脈瘤のため死去したことを受け、31日、バンドメンバーだった細野晴臣(66)が追悼のコメントを発表した。
細野は「最初は誤報だと思っていましたが、とてもショックです。大事な音楽家を失ってしまった。残念にも程がある、という思いです」と突然の訃報を信じられなかった胸中を明かした。
また、「彼の中に詰まっていたポップスの宝庫はどこに行くんでしょうか。大瀧君はずっとソロアルバムを作っていなかったのが気になり、11月中旬に『皆で手伝うからソロを作ろう』とメッセージを入れたのが最後です」とアルバムを作れなかった無念さをにじませた。
細野は大瀧さんらとともに、はっぴいえんどを結成。1970年8月にデビューアルバム(通称・ゆでめん)を発売し、高い評価を得た。