辛坊氏、たかじんさんから選挙出馬打診

 キャスターの辛坊治郎氏(57)が8日、読売テレビの情報番組「朝生ワイド す・またん!」(月‐金曜、前5・20)の出演後、大阪市内の同局で取材に応じ、3日に死去していたやしきたかじんさんへ追悼の思いを語った。

 たかじんさんの訃報は7日に聞いたという辛坊氏は「まったく聞いていませんでした。それほど悪い、ということも…」と沈痛な表情。それでも「去年の12月ぐらいに、(今年)新年の復帰は無理で、3月も厳しい。8月ぐらいに何とか…ということは聞いていたので、思ったほど順調ではないんだなと感じていた」と明かした。

 また、11年の大阪府知事&市長選の前に、橋下徹市長(44)と2人でたかじんさんの自宅に呼ばれたことも明かし、「大阪を何とかしてくれ!って言われました。橋下さんは市長になりましたけど、僕は期待に応えられなかった…」と絞り出すように話した。

 この日の番組では、当初は「残念です。関西のスポーツ紙は全て一面たかじんさんです」と淡々と読み上げていたが、我慢しきれなくなり、涙をこぼすと言葉が出なくなった。司会の森たけしアナウンサーが助け船を出す中“沈黙”は約40秒近くに。ようやく言葉をつなぎ「格好よかった。歌ってね、いっぱい飲んでね、いっぱいタバコ吸ってね…いっぱい人を愛して、いっぱい女性を愛して。何より大阪を愛していた」と偲んだ。そして再び大粒の涙をこぼすと「…残念です」と絞り出した。

 辛坊氏は読売テレビのアナウンサー時代の03年から、たかじんさんの冠番組「たかじんのそこまで言って委員会」(日曜、後1・31)に出演。ともに歯に衣着せぬスタイルで息の合った進行ぶりには定評があった。

 2人が同番組の収録で顔を合わせたのは、辛坊氏がヨットでの太平洋横断のため降板した、昨年4月が最後。それでも「闘病中に、突然収録のスタジオに現れて『辛坊ちゃん、元気か?』って言って帰ったことがありましてね。だから、僕はまだ、亡くなったことを信じてません。またひょっこり『辛坊ちゃん、元気か?』って言いに来るはずですから…」と、最後は必死に笑顔を浮かべながら話した。

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