小室哲哉 たかじんさん新曲作っていた
音楽プロデューサーの小室哲哉(53)が8日未明、自身のツイッターを更新し、3日に死去していたことがわかった歌手のやしきたかじんさんを悼んだ。
小室はツイッターで、たかじんさんの新曲を手がけていたことに触れ、「あと、ちょっとだったのに。新曲も秋元さんとの作詞、作曲であとは歌入れだけだったのに」と無念の思いを吐露。「二曲目のために僕ひとりの目の前でMY WAYをアカペラでほろ酔いでも、参考にしてや、と歌ってくれた。短いけれど濃いお付き合いでした。たかじんのマイウェイを創ってくれと。残念です」と急逝を惜しんだ。
小室は、2010年11月に発売され、結果的にたかじんさんの“遺作”となったシングル「その時の空」を作曲。作詞は秋元康氏(55)が担当した。昨年3月には、関西テレビのバラエティー番組「たかじん胸いっぱい」(土曜、後0・00)で、新曲が完成したことを明かしていた。
たかじんさんは、小室が詐欺事件で執行猶予付きの有罪確定後の09年、「大阪の拘置所に入ってたんやし、復帰は大阪の福祉のために立ち上がるというのもええんと違いますか」と小室に“社会復帰作”を依頼することを発案。小室と秋元氏によるシングル「その時の空」が完成した際には、「どんなにヒットしても紅白歌合戦には出ません。歌は大阪のテレビか、ユーチューブで聴いてください」と“たかじん節”を炸裂させていた。
小室はツイッターで「その時の空」にも触れ、「あのビデオクリップがあまりにもラストぽく見えてしまいます」と述懐した。