安倍首相たかじんさん悼む、悲しい思い
安倍晋三首相が8日、自身の交流サイト「フェイスブック」で3日に死去した歌手でタレント・やしきたかじんさんへの思いをつづり、「本当に悲しい思いです」と心境を吐露した。
「人には出会いと別れが有ります」とフェイスブックで切りだした首相は、「初めてやしきたかじんさんとお目にかかったのは私が幹事長の時でした。その際『いつか一緒に温泉に入ろう』と約束し、それが実現したのは総理の職を辞した後でした」と振り返り、「政治的に尾羽打ち枯らした状況の私を誘って頂いたのはたかじんさんの気遣いだったと思います」と奔放な言動の裏に優しさと気遣いにあふれたたかじんさんをしのんだ。
首相はたかじんさんの冠番組である読売テレビ系「たかじんのそこまで言って委員会」にも出演するなど、交流があった。「三宅久之さんに続き、たかじんさんの訃報に接し本当に悲しい思いです」と、「‐委員会」のレギュラーで2012年11月に亡くなった政治評論家の三宅さんに続く悲報に、悲しみを深くしていた。