たかじんさん冠3番組 弔いの好視聴率
前週末に放送された、他界したタレントのやしきたかじんさんが司会を務めていた在阪テレビ局の冠3番組の視聴率が、いずれも昨年末の前回放送を上回る数字を記録したことが14日、分かった。
今月7日にたかじんさんの訃報が公になったことを受け、各局とも追悼企画として放送した。
11日放送の関西テレビ「たかじん胸いっぱい」は前回比7・3ポイント増の15・4%を記録。同日に生放送されたテレビ大阪「たかじんNOマネー」は同2・3ポイント増の6・4%。
また12日放送の読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」も2・3ポイント増の14・7%だった。
3番組とも、たかじんさんと親交が深かった共演者らが、たかじんさんの武勇伝などを披露して、在りし日をしのび、週末の昼間の時間帯に、注目度の高さを示す数字をマークした。
「‐胸いっぱい」では、亡くなる直前に発した“最後の言葉”が「ちょ~、飲み行ってくるわ」だったことや、タレント・遙洋子が、棺に入ったたかじんさんが、復帰を計画して作っていた赤いジャケットを着て旅だったことなどを明かし、出演者らは涙した。
「‐NOマネー」では、番組進行のメッセンジャー黒田有が、昨年12月半ばに、たかじんさんの自宅に呼ばれた時は、大好きなワインを飲むなど元気だったことを明かした。
「‐委員会」は、元参院議員の田嶋陽子氏らがたかじんさんの思い出話を披露したうえで、通常どおりバトル全開の討論も展開。後日改めて追悼番組を放送することも明かした。
3番組とも、今後も、たかじんさんの冠のついた番組タイトルのまま放送継続する。
(数字は関西地区、ビデオリサーチ調べ)