橋下氏 たかじんさん追悼生討論

 大阪市の橋下徹市長(44)が25日、今月3日に他界した歌手でタレントのやしきたかじんさんが司会を務めたテレビ大阪の冠番組の追悼特番「たかじんNOマネー GOLD たかじん最後の提言」に生出演した。“因縁”があるレギュラー論客陣との生討論では、橋下氏が国政進出の際に石原慎太郎氏と組んだ経緯について「(後押し役だった)たかじんさんは何も言わなかったのか」と追及され、橋下氏が真っ向から反論した。

 番組は「大阪どないすんねんSP」と題し、今後の大阪について生討論。昨年6月、橋下氏が同番組に生出演した際に、自身に批判的なジャーナリスト大谷昭宏氏らを「小金稼ぎのコメンテーター」と批判。これに切れたタレント・水道橋博士が番組途中に退場、そのまま降板していた。

 このため、この日は、進行役のメッセンジャー・黒田有が冒頭で「維新の会と大谷先生はモメないように」と釘を刺してのスタート。しかし、最近も石原氏が離党を示唆するような発言をするなど、穏やかでない日本維新の会。出演陣が“橋下氏VS大谷氏”の激突とならないよう進行する雰囲気もうかがえたが、そんな中、ジャーナリスト須田慎一郎氏が橋下氏に「いつか、たかじんさんに聞こうと思っていたことだけど。橋下さんが石原さんと組んだ時に、たかじんさんは何も言わなかったのか」と切り込んだ。

 これに橋下氏は「たかじんさんは何も言ってないです」と否定。「いろいろ批判を言うのは簡単だ。何も経験がない者がいきなり国政政党をどう束ねるかとなれば、今の方法でやるべきなんです」と反論した。

 追悼特番を機に論客陣との“和解”とはいかなかったが、番組後半で在りし日のたかじんさんの歌唱シーンがVTRで流れた際には、全員が涙ぐんだ。橋下氏は「人間って安定してくると楽なほうを選ぶけど、たかじんさんは挑戦しないといけない、現状維持じゃダメなんだと言われていました」と明かし、同じく出演した僚友の松井一郎・大阪府知事と「現状維持じゃなくて、やれるとこまでやりましょう」と誓い合っていた。

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