岸谷香 長男が受験合格し、人前で号泣
シンガーソングライターの岸谷香の長男が1日、中学受験に合格し、岸谷が人前もはばからず号泣した。3日のブログで合格とともに報告した。
長男チビゴ(ブログ上での名前)は入試を控えて情緒不安定で、かつ反抗期を迎えてことあるごとに岸谷を悩ませてきた。
そんなチビゴの合格発表の瞬間を、岸谷はリアルに振り返った。
「発表を一緒に見に行き(掲示だったの)私は老眼だし、数字がごちゃっーと並んでて、緊張と焦りとで、何がなんだかわからないで」いた時に、横でチビゴが『あった』と、小さく呟いた。
「思春期特有の、喜んだら損だ、ぐらいの淡々とした声の中に、にわかに嬉しさを秘めた声が!」。母はその思いを聞き取った。
「一生耳に残る一言でした」
掲示板の前から移動し、端っこの方に連れていって「おめでとう、よく頑張ったね」とぎゅーっと抱きしめたらチビゴは「ちょっと…みんなに変な顔で見られてるから、やめてよ…」といつもの反抗期の顔を取り戻していた。
しかし、岸谷の感動は収まらない。合格書類を受け取りに行った窓口で、受験票に「合格」の印を押されて「また、ドバーッて涙がでたら」、チビゴがすかさず「泣きすぎじゃない?」と冷めた声を。
小学校5年の時からお受験を決め、塾に通い始めたチビゴを、岸谷は音楽活動を続けながら最大限支えてきた。だから表面はどうであれ、チビゴの気持ちは岸谷が一番よく分かっている。
そしてチビゴも、母の気持ちは分かっているはずだ。「なんと言われようと、今までの涙とは違い、嬉しい涙なのは、チビゴもよくわかっていたに違いない」。