東京プリンの牧野隆志さん死去 49歳
2人組の歌手グループ、東京プリンの牧野隆志さんが、7日未明に、肺がんによる呼吸不全のため死去していたことが分かった。49歳。8日に所属事務所が公表した。
牧野さんは2010年6月に受けた検査で肺腺がんであることが判明し、同年7月に病状を公式HPで明らかにしていた。
ブログには「肺ガンステージ4と診断されました」と記し、闘病生活について綴っていた。今月2月5日付では「咳と声。」とのタイトルで「声が、ね。出て来たようなのよねー」「いわゆる通る声。渋いやつね」と書き込む一方で「ただ、今日は一日中、痰がからみまくって咳が出て苦しかった」「一難去ってまた一難。」と記し、これが最後の更新となった。
牧野さんは、1990年から大阪を中心にラジオDJやテレビリポーター、パーソナリティーとして活動し、97年に伊藤洋介と東京プリンを結成してデビュー。牧野さんが「左プリン」、伊藤が「右プリン」と名乗り、代表曲「携帯哀歌」は日本有線大賞音楽賞を受賞。音楽活動とともに、多数のイベント司会やナレーションを行っていた。
通夜・告別式は密葬で、近親者だけで執り行う。後日に「お別れの会」を行う予定。