デヴィ夫人 判決に「おかしな人が」

 タレントのデヴィ夫人(74)が18日、都内でイベントに登場。大津市の中2男子自殺に絡み、デヴィ夫人のブログに写真を無断掲載され、いじめの加害少年の母親と誤解されたとして、兵庫県宝塚市の50代女性が損害賠償を求めた訴訟で、17日の判決で165万円の支払い命令を受けたことに対し、「不当で理不尽。最高裁まで争う」と語った。

 デヴィ夫人は13日に女性を逆提訴している。

 デヴィ夫人は、12年7月のブログで、加害少年とされる数人の少年の写真とともに、インターネットから引用した女性の写真を掲載したが、写真は無関係の別人だったことが判明。女性が加害少年の母親かのように読める文章を載せた。

 この日の会見で、訴訟の話題に及ぶと「おかしな人がいる。日本はどうしちゃったのかしら」と話し始め、「私は(加害者の)母親だなんて書いていない」と主張。「『無断で(写真を掲載された)』と言うけど、すでにネットで氾濫していた写真を載せただけ。翌日には削除もしているし、私だから訴えているのでしょう」と持論を展開した。

 デヴィ夫人は判決を受け、17日にブログで控訴の意向を表明。女性を13日に逆提訴しており「私は神戸ではなく、東京で戦います。最高裁まで争います」と息巻いた。

 一方、女性の代理人は17日、「違法性を認めたことは評価する」としたが、賠償額については「著名人のネットでの影響力を裁判所は十分に理解していない」と批判している。

 なお、この日は、アイドル集団「仮面女子」の応援団長就任の発表イベントに出席した。

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