テレ朝社長 佐村河内氏問題で見解
テレビ朝日の早河洋社長(70)が25日、都内の同局で定例会見を行い、作曲者偽装問題で世間を騒がせた佐村河内守氏(50)について、「本当の姿を見抜くというのはものすごく難しい」と見解を述べた。
テレビ朝日は2010年8月11日放送「ワイドスクランブル」、12年11月23日放送「モーニングバード」で同氏を紹介。今年2月5日に放送した「ワイド‐」、6日放送「モーニング‐」でそれぞれ謝罪している。
早河社長は「彼の作曲ではないとわかり、放送が誤りだった。事実と違う放送をしたということでおわびした」と説明した。
“ゴーストライター問題”に加え、「両耳の聞こえない作曲家」として知られながら、聴力の回復を認めた佐村河内氏。早河社長は「この人に限らず、クリエイターをインタビューするときに『あなた本物ですか?』とインタビューはしない。本当の姿を見抜くというのは、ものすごく難しいことですよね」と述べた。
続けて、「現場の人間が不自然さに気づくとか、健常者なのに偽りだったと見抜くのは難しいことなのかなと。うちだけでなく、映像媒体が見抜けなかった」とコメントした。